ブルガリア製のウールコード(羊毛) のテキスタイルを用いてつくられたネックレス。
ブルガリアでは川の流れで水車を回し、12個の糸車のウール糸を巧みに組み、
組紐がつくられます。
組まれた組紐は毛羽を炎で焼き、表面を滑らかにし、染色が施され、
その後勢いをつけた腕の力で組紐の縮みを伸ばして形を整えます。
この手法はブルガリアでは唯一「エタル野外民俗博物館」でのみ保存されているものであり、
熟練した職人に工房が受け継がれ、
民俗衣装に使われる[組紐]が 現在もなお作り続けられています。
このような伝統的な組紐に天然の染料、エンジュの花で染めを施し、現代の暮らしに合う
オリジナルの作品が生まれました。
使い込む程に風合いが増し、光沢感としなやかさが美しさを一段とひき立てます。
長い工程を経てつくられたウールコードは大変貴重なもの。
丁寧な手仕事による美しい作品です。
組紐の端の部分を1回軽く結んでから留めることで、ネックレスの長さを短めに調節出来ます。
(↓ の画像をご覧ください)
上記画像、左より1,2枚目は長さを短く調節した場合の写真、
3枚目はそのままの長めの状態、4枚目は中央のモチーフのアップになります。
SIZE : 全長 約52cm (短く調節した場合 約43cm) / 中央のモチーフ部分 約4cm
素材 : ウール100%
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佐藤千香子
東京生まれ。
女子美術大学を卒業後、研究活動を経て、テキスタイル作家としてフィンランドに滞在。
芸術家招聘プログラムによりペーパースタジオに所属。
その後2年間、ブルガリア・エタル野外民族博物館の天然染色開発プロジェクトに携わり、2006年に帰国。
現在は、日本の工房にて制作中。
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